痛くないインフルエンザ検査
当院ではインフルエンザを喉の写真で診断するAI診断機器「nodoca」を導入いたしました。
従来のインフルエンザ検査では、鼻に綿棒をいれてぐりぐりするため、痛みや鼻血を伴いますが、この機器を使えば、口の中に専用のカメラをいれて喉の撮影をするだけなので痛みが大幅に軽減できます。
また、発熱からの時間が早くてもインフルエンザを診断することができ、検査結果が数十秒で出るので、従来の検査と比べ短時間で結果が出ます。
診断の精度は約80%で、綿棒を使った抗原検査と同様です。
保険適応であり、保険点数も従来の検査と同様です。ただし、発熱から48時間以上経過すると診断精度が落ち、保険適応外となります。
喉の撮影をするので、口を上手に開けることができ、5〜6秒ほどじっとしていられることが必要です。そのため基本的には6歳以上のお子さんが対象です。
注意点としては、コロナとインフルエンザの同時検査をご希望の場合は、nodocaはインフルエンザの診断のみですので、今まで通りの鼻の検査をしていただくことになります。
またnodoca ではインフルエンザの型(A型かB型か)の区別はできません。
- 長 所
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- 抗原検査より痛くない
- 発熱12時間以内でも診断可能
- 結果判定が早い
- 短 所
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- 6歳以上
- 同時検査はできない
- 発熱から48時間以上経過すると保険適応外
※希望してできなかった場合は部品代は自費となります※
「nodoca」とは
医師の目線で開発した日本初のAI搭載「新医療機器」
インフルエンザの診断に役立つ情報には、インフルエンザ濾胞の所見や、特定の症状の組み合わせ、また鑑別のため扁桃や軟口蓋に他疾患に特異的な所見が出ていないごとなど、問診と診察で得られるだけでも様々なものがあります。これらを含め、 50万枚以上の咽頭画像データベースを元に学習して構築されたAlを搭載したカメラがnodocaです。
この度、nodocaは、新医療機器として厚生労働省の製造販売承認を得るとともに保険適用となりました。保険点数(診療報酬、裏表紙参照)も従来のインフルエンザウイルス迅速検査キットを用いた診断の場合と同じ(305点)となります。
01 患者負担が小さいインフルエンザ検査
nodocaで撮影した咽頭画像と体温や自覚症状等をAlが解析することで、判定開始から数秒~十数秒でインフルエンザ判定結果を取得可能です。
治験時のNRSによる痛みの評価も平均0.8と低く、検査時間の短縮に よる待ち時間の削減、及び痛みの少なさの点において、患者さんに負担の小さいインフルエンザ検査の提供が可能です。
実際に、治験参加者の90.6%が「今後はnodocaの検査を受けたい」と回答しています。
02 判定開始から、数秒〜十数秒で判定結果取得
nodocaで撮影した咽頭画像と体温や自覚症状等をAlが解析することで、判定開始から数秒~十数秒でインフルエンザ判定結果を取得 可能です。 治験時のNRSによる痛みの評価も平均0.8と低く、 検査時間の短縮に よる待ち時間の削減、及び痛みの少なさの点において、患者さんに負担の小さいインフルエンザ検査の 提供が可能です。実際に、治験参加者の90.6%が「今後はnodocaの検査を受けたい」と回答しています。
※インフルエンザウイルス感染症の診断は 従来の検査法と同様に、本品による判定結果のみで行わず、臨床症状や他の診察結果など と併せて医師が総合的に判断してください。
03 咽頭専用カメラにより 咽頭をクリアに撮影可能
咽頭の鮮明な撮影のために、専用カメラを新規開発しました。高精細レンズ、ペンライトを兼ねた高輝度白色LED照明、ディスプレイが視線を遮らない独自のストレートライン構造、舌圧子の機能を兼ねたカメラカバー(グ)アシース)等、咽頭をクリアに撮影できる様々な技術を採用しています。クリアシースを装着することで、簡単に、かつ感染予防にも配慮しつつ撮影できます。
カメラで撮影された画像は、Wi-Fi経由でnodocaクラウドに保存され、お手持ちのPCやタブレット端末のWebブラウザから閲覧できます。また、撮影手技による精度のばらつきが減るように、Al判定に適した画像をAlが選別する標準化プロセスを採用しています。
※画像・文章は「nodoca」より一部引用しています